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引き振袖と打掛の違い・成人式用と花嫁衣装用振袖の違い

(2016-11-17)

振袖は未婚女性の正装です。振袖にも種類があり成人式には中振袖、結婚式には引き振袖が用いられます。
結婚式を終えると未婚ではなくなるため、結婚式は振袖を着る最後のチャンスとなります。

黒引き振袖


今回は結婚式に用いられる花嫁衣装の引き振袖について詳しくご説明します。

引きずる程長い裾を持つ引き振袖は大振袖・本振袖とも言われ、江戸時代後期には上流階級の花嫁衣裳として愛され、昭和初期には一般的な階級の花嫁衣装として親しまれました。

根強い人気の黒引き振袖

昭和初期の一般的な花嫁衣装は「黒引き振袖」でした。それ以前は黒留袖が着られていました。昭和初期に花嫁衣裳のレンタルというサービスは無く自分たちで黒引き振袖作り、結婚式後は黒留袖に仕立て直して使っていました。
当時の黒引き振袖は「お引きずり」と言うほど裾は長くなく、本振袖と呼ばれる着物です。

花嫁衣裳の変化
最も格調が高い色「黒」

引き振袖の黒は色打掛の赤色、白無垢の白色と合わせ、結婚式の定番カラーとしてとても縁起の良い色とされています。

この黒色には他の誰の色にも染まらないという意味があります。
また黒は最も格調が高い色とされ、上品で豪華なイメージも持ち合わせ、更に大人っぽい印象を与えることができます。

姿を消した黒引き振袖

贅沢が許されなかった戦争の時代が終わり、日本が豊かになるにつれて結婚式にお金をかける余裕がでてきました。そこで打掛や白無垢のレンタルが登場。

白無垢で神前式をし、披露宴では色打掛を着て入場。お色直しでは黒引き振袖に着替えて再入場というのが昭和の挙式スタイルになりました。

黒引き振袖はお色直しに時間がかかる

しかし、何枚も重ねて着ている花嫁衣装は脱ぐにも着るにも時間がかかります。披露宴に来て頂いたゲストを退屈にさせる訳にはいかないと考えたのが、打掛の下に予め本振袖を着る事。そうすれば、お色直しに退場した後、打掛を脱ぎ帯を締めなおすだけで再入場することができるという訳です。
しかし、カラフルな打掛の下に黒い引き振袖では見た目が悪い。そこで作られたのが色のついた本振袖です。打掛の色と馴染むような薄い色の本振袖を中に着こむようになりました。

それからは色のついた本振袖が引き振袖の主流となり、黒引きの振袖を見ることが無くなりました。

復活した黒引き振袖

昭和50年頃、姿を消した黒引き振袖は裾を長くして結婚式場の舞台に戻ってきます。
裾を長くすることで打掛にも負けない優雅な衣装となりました。
平成10年頃には、今までのような黒をベースとした引き振袖だけでなく、赤や青、様々な色をベースとした引き振袖も登場します。

これが今私たちが一般的に意味する引き振袖です。

成人式の振袖と花嫁の振袖って違うの?

成人式に振袖が着られ始めたのは昭和40年代のことです。
結婚式で着られる引き振袖と比べると歴史は浅く、着物としての格も低くなります。

成人式の振袖と結婚式で着られる花嫁衣裳(引き振袖)の大きな違いは3つ

成人式と婚姻衣装の引き振袖の違い
裾(すそ)の長さが違う

裾とは衣服の下の縁のことです。
振袖は裾の長さで「小振袖」「中振袖」「大振袖」と分けて呼ぶこともあります。
一般的に成人式の振袖は中振袖(大振袖の場合もあり)が用いられ、結婚式は大振袖が用いられます。 だから、「大振袖」 = 「引き振袖」 というのは間違い。引き振袖は大振袖の一種になります。

振袖の長さが違う
下着があるか

下着と言っても肌に直接つける衣類のことではありませんよ。

花嫁が主役の結婚式。
主役である花嫁が一番改まった装い「第一礼装」をしなければいけません。
引き振袖の第一礼装は着物を2枚重ねて着る決まりがあり、内側に着る着物を下着と呼びます。下着は上に羽織る着物でほとんど隠れてしまいますが、見えないところにもお金を掛けることが粋とされていました。
基本的に結婚式の引き振袖には下着があるのに対し、成人式の引き振袖には下着がありません。
しかし、引き振袖の第一礼装に下着が必要とされていたのも昔の話。今では下着を付けた引き振袖は少なくなり、比翼を着物の同裏腰の部分から裾まで下着をつけているよう仕立て、下着の代わりとしています。

小物が違う
■ 帯が違う

成人式の振袖には袋帯が使われるのに対し、 結婚式の引き振袖には丸帯が使われます。
丸帯は格式が高い帯として花嫁衣裳、振袖、留袖などの礼装に使われていました。 しかし、丸帯は帯が結びづらいため、明治後期に代用品として袋帯が考案されました。 現在は袋帯が主流となり、丸帯は花嫁や舞妓のみに利用されています。

帯の結び方が違う

一般的に利用されなくなったと言っても、丸帯の方が格式は高いので改まった場面では丸帯を使うのが良いとされています。

結婚式で袋帯を付けるのはOK?

成人式の振袖を花嫁衣装にリメイクする「オリフリ」。そのオリフリを利用するお客様の中には 「成人式で使った帯を結婚式でも使いたい」と言う方も少なくありません。
袋帯も格式が高い帯なので結婚式で使ってもOKです。

■ 足元が違う

履物は柄ものの草履から金色の草履へ。草履も3段高くなりより華やかに見せます。

結婚式の草履は厚底
■ 持ち物が違う
成人式はバック、結婚式は扇子
■ 胴回りの小物が違う
胴回りの小物が違う
  • 帯揚

    帯揚

    結び目が下がらないように支える為のもの。

  • 帯締め

    帯締め

    帯がほどけないように結ぶ紐。

  • 抱帯(かかえおび)

    抱帯(かかえおび)

    帯の下の位置に巻く細帯。本来は衣装の長い裾を抱える為のものです

  • 筥迫(はこせこ)

    筥迫(はこせこ)

    中に鏡、化粧品、身だしなみ用の懐紙を入れて持ち歩いた。

  • 懐剣(かいけん・ふところがたな)

    懐剣(かいけん・ふところがたな)

    懐剣は帯に挿す短剣のこと。房付きの袋に入る。もとは護身用の剣。

結婚式には引き振袖と色打掛どちらが良い?

当店のお客様の中にも

「実は引き振袖と打掛どっちにしようか迷っています」

とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

そこで、衣装を選びのポイントをご紹介します。

引き振袖と色打掛の違い
色で選ぶ

日本の結婚式ではおめでたい色として白・黒・赤が使われています。
そのため白無垢の「白」、引き振袖の「黒」、色打掛の「赤」が一昔前の結婚式で着るカラーでした。 その名残から貸衣装屋には黒い引き振袖と赤い色打掛が多く取り扱われています。

現在は様々なカラーの引き振袖・色打掛が出回っていますがお店によっては偏りがあるかもしれません。

カラフルな引き振袖

引き振袖
引振袖 赤地に金彩四季花、裾は黒ぼかし カラフルな引き振袖
色打掛
鶴をあしらった純金箔の色打掛 友禅色打掛 青地に鶴と四季花
動きやすさで選ぶ

色打掛は引き振袖の上にさらにもう一枚着物を着た状態になります。色打掛は刺繍で様々な装飾をされており、重いモノは5kg以上にもなります。

打掛は重い

披露宴での移動は入退場のみ高砂で座りっぱなしなら打掛を着ていても平気(?)ですが、座席ごとのグループ写真であちこち移動するは大変です。体力に自信がない方は引き振袖を着た方が無難かもしれません。

  • 色打掛はとても豪華でステキな柄だったけど挙式中はずっと重たかった。まるで布団を背負っているようだった。

  • 前撮りで色打掛を着て撮影したが、酸欠になってしまった。
    結婚式当日は酸素ボンベを持参して挑みました。

着物の柄を見せる?帯を見せる?

帯は着物を身体と固定するために巻かれますが、時代と共に帯はファッションの一部となります。帯の種類、結び方も豊富にあり、帯も一緒に楽しんで貰えるのが引き振袖の魅力です。

打掛は掛下の帯を締め、その上に打掛を羽織ります。だから、帯は隠れてしまいますが背中に掛かれた打掛の柄をキレイに見せることができます。

豪華さで選ぶ
値段で選ぶ

細かい刺繍が施されている打掛は制作工程が多く制作時間も長い。そのためレンタル料金も高くなっています。

当店で扱うレンタル衣装の引き振袖と打掛ではおよそ10万円ほどの差があります。

写真映りで選ぶ

織物で作られている打掛はとても固くハリが出ます。
そのため身体の線が出にくく、太って見えてしまうこともあります。前撮り、記念撮影のときは身体の線が出やすいように、打掛を整えて撮影することもできますが、披露宴の写真撮影や動画撮影では形を保つことができないため不格好な写真が残ってしまうかもしれません。
引き振袖は記事が柔らかいため、身体の形が出やすく美しい形を留めやすくなります。

引き振袖と色打掛の良いとこどり友禅の色打掛

織物で作られた色打掛が多い中、染物で作られた色打掛があります。
それが本手描き友禅の色打掛です。染物の友禅は織物の打掛ほど重くなく、生地が柔らかいため形のシルエットでも出やすくなっています。

織物の色打掛
引振袖 赤地に金彩四季花、裾は黒ぼかし 赤地に鶴・四季花・オシドリ柄色打掛
友禅の染物色打掛
本手描き友禅色打掛赤地に裾黒地 金箔鶴柄 落款入り 本手描き友禅色打掛ちりめん赤地 落款入り

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例:8月20日挙式の場合8月18日着となります。
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